宋廟(韓国の世界遺産 6)
*宗廟(チョンミョ)
1995年登録:文化遺産 4
李朝時代の李氏朝鮮歴代王と王妃、功臣の位牌が祀り、祭祀を行っていた場所で、
李朝時代の建築物の中で最も神聖な場所であり、祭礼のための建物であるため、彩色もなく質素でシンプルな構造になっている。
宗廟は、1392年、朝鮮王朝を開いた太祖李城桂(イ・ソンギュ)が1394年、開成(ケソン)からソウルに都を移し景福宮と同時に宗廟を建てた。
宗廟は位牌の数が多くなるにしたがって既存の建物の側面に相次いで増築を行ったため、だんだん横に長く独特な建築物になっていった。
毎年5月の第一日曜日には宗廟祭礼といって、全州李氏一族が集まり、伝統的な民族衣装に身を包み、雅楽が演奏され、荘厳な雰囲気の中、宗廟祭礼祭が行われる。
宗廟祭礼は1462年に定形化された形態を500年以上ほとんどそのまま保存・維持し続けているという。
宗廟祭礼楽は、2001年5月ユネスコの人類口伝および無形遺産傑作に選定されており、
無形文化遺産保護条約に基づく「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に掲載されており、
2009年9月に予定される初の登録での世界無形遺産への登録が事実上確定している。
尚、以上のように、韓国初の世界文化遺産であり、無形遺産にも登録されるという物件であるが、多くの世界遺産を実際に見てきた中では、相当レベルの低い物件であると言わざるを得ない。
李氏といえば韓国でも最も強力な一族の一つであるが、その李氏歴代の位牌が祭られている「李氏一族にとってはかけがえの無い建物」であることは理解できます。
が、世界遺産の登録基準である「人類にとってかけがえの宝物」という基準から考えると、とてもその価値を見出せない物件である。
しかも、後述しますが、景福宮の離宮として建てられた、近くの昌徳宮(チャンドックン)も単独の世界文化遺産として、1997年に登録されている。
ソウル市内の2物件で、2つの世界文化遺産が登録されていることは、世界遺産のバランス(整合性)が全く取れていない。
登録数に関する疑問にも記述しているが、世界中に登録されている世界遺産の物件数878件という中に、この2物件が2件として登録されているこは、早急に見直しをして欲しいものである。
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